書評ブログ
本田 健 著「20代にしておきたい17のこと」
人生の地図を作る20代の時間やお金の使い方
人生という航路を進むための地図
人生100年を1日に例えると、20代は夜明け前の時期。これから朝を迎えて活動が本格化していく前に、しっかり準備をしておくことで、
後悔のない人生を歩めるはずです。今回は、「人生の地図とは何か?」から「20代の資産の活用法」に触れ、
後悔のない人生を送るためにどんな準備が必要かを紹介します。
まず、人生の目的は「楽しむこと」であり、人生は、戻りたくても戻れない、常に先に進むしかない航路です。
航海するときに地図を持つことで舵取りを誤らないのと同じで、人生においても地図を持って進むことで、後悔する可能性を減らすことができます。
この人生の地図には、いろんな生き方、一流のモノ、社会の仕組み、得意・不得意、好き嫌いなどが含まれ、特に一流のモノに触れないのは、宝箱の場所を知らずに冒険するのと同じだと言われています。
さて、地図を作るのに何が必要でしょうか?
人生の地図を作るのに必要なもの
1:人との出逢い
会って話さないとその人の生き方は分かりませんし、人の生き方から失敗や成功法則を学ばなければ、
時間がいくらあっても足りません。そのため、人との出逢いは欠かせません。
2:知識
お金の流れ、心理学、社会の仕組み、専門知識、一流のモノを知っていないと、この先の人生で正しく判断できませんし、
知らないことについて考えることができないので、世の中を動かしているお金・心理(感情)・社会基盤などの知識を学ばなければなりません。
3:経験
やってみることで得意・不得意や好き・嫌いが分かり、自分のコンパス(軸)にもなりますし、知識が知恵に変わって今後の財産になります。
人と出逢うことで多くの生き方が学べ、知識を持つことで進むべき道が見え、経験を積み重ねることで自分の武器(才能)を増やし、
人生という旅を楽しむことができます。一方で、たくさんの人と出逢い、たくさんの経験をするためには、時間とお金が必要ですが、
20代は使える時間とお金(資産)は限られています。限られているからこそ、失敗したときのリスクも小さく、挑戦に向いているという側面もありますし、
お金も時間も、資産はうまく使えば増えるということを実感しておくことで、30代以降に使える資産(お金や時間)が増えたときに、
大きなリターンを得ることができるでしょう。
だからこそ20代という限られた時間やお金という資産をうまく使って、
たくさんの人と出逢い、たくさんの知識を学び、たくさん経験していくことが大切なんですね。