僕が出逢った十人十色

藤澤 直武さんが目指す誰もが誇りを持てる世の中 Vol.3 6次産業化で地域の魅力を発信する

対談企画「僕が出逢った十人十色」第13弾は、公務員を辞めて2つの法人を立ち上げ、食の6次産業化などを通じて地域活性化しようとしている藤澤 直武さんに話を伺いました。

藤澤 直武
1970年生まれ。岡山県出身。当初は船穂(ふなお)町役場に奉職。職務の傍ら岡山から毎週末2年間、兵庫県立大学大学院(MBA)に通い、地域イノベーションについて学び修了。以後、全国地域リーダー養成塾、食の6次産業化プロデューサー等の理念を併せ、地域で活躍する。経営コンサルタント(中小企業診断士)としては、小規模事業者や公営事業を対象とした独創的な支援を行うほか、海外ビジネススクールや有名企業で採用されている能力開発法を地域の人材育成に適用している。2013年ベンチャーキャピタリスト関係の検定で部門全国1位のスコアとなる。趣味の乗馬歴25年。週末はフランス料理・菓子の専門学校で菓子作りに触れたり、アーユルヴェーダを学ぶ等、食・人・自然の関係を重んじる日々を送っている。

農産物を知ってもらうために「加工」が必要

ケンフィー マスカットの生産から加工とか販売とかって、6次産業化ということなんですが、その6次産業化も含めて、これからどんどん人口が減っていく中で、地域を活性化させようと思ったら、観光と食だと思います。(藤澤さんは)6次産業化を通じて、地域を活性化させていきたいと感じなんですね?

藤澤 直武 そうですね、はい。まず『食』っていうのは、昔から『衣・食・住』っていう言葉があるように、すごく大事なことなんですね。『アーユルヴェーダ』っていう、インドとかスリランカの人間の生き方とかを勉強してるんですけど、食べ物ってやっぱり大事なんですよ。人とは切って切れないものなので。

ケンフィー はい。

藤澤 直武 で、食べ物って割とコミュニケーションが取りやすい。どこの地域でもコミュニケーションを取る1つの手段になってる。ということで、ひとつの形として、一生懸命作ってる農産物を、よりいろんな人に知ってもらうやり方として『加工』っていうのは大事だと思うんですよね。農産物は作ってから1週間もすれば痛んじゃう。

ケンフィー ですね。

藤澤 直武 加工して何かになれば、どこへでも持っていけるし。

ケンフィー あとは賞味期限も伸びますからね。

藤澤 直武 うん。だからその旬じゃない、例えばマスカットは6月とか7月に終わっちゃうわけです。

ケンフィー はい。

正直者が馬鹿を見ないようになる

藤澤 直武 そうじゃなくて、マスカットが生産できない時期にもマスカットの味を知ってもらったり、あるいは今よりもいろんな所へ置いてもらったりとかすることで、より知ってもらえる。それで6次産業としてやってたんです。でもこれからは、それだけでは難しいと思うんですよ。

ケンフィー はい。

藤澤 直武 最近はいろんな地域商品が出てきていますよね、めっちゃオシャレな感じのとか。消費者の人にとっては良いことだと思うんですよ。いろんなオシャレなものを選ぶ余地が増えてるから。良いことだと思うんですけど、でも売ってる者にとっては差別化が難しくなって売れなくなる。もう少しその商品に、その人の想いだとか、地域の背景だとか、少なくともそういうものが入ってこないといけないなと思っていて。なので6次産業をやるっていうところへ行って、直接アドバイスしていくのが大事だと思うんです。例えば、ITを組み合わせて、ダイレクトにお客様と繋がっていく。良いものを作れば、ダイレクトに繋がる環境ってもっとできていくと思うので、まずこれを作るっていうこと大事になってくると思います。良いモノ、良いストーリーのあるモノを作るっていうことと、ダイレクトに繋がっていくっていうことは、農産物の流通自体を変えていくことに繋がるなって思うんですけど、そうしていくことが結果的に、正直者が馬鹿を見ないようになると思いますね。

ケンフィー はい。

藤澤 直武 まずは、この研修事業で岡山に6次産業とか、農業でこういうことができるんだっていうことをまず広めたいですね。そこから、「なんかちょっとやってみたいな」っていう人をお手伝いをしていけたらと思います。

ケンフィー 実際、高齢者の方だったら自分の畑で野菜を作って、それを家で漬物にしている人も結構多いですよね。それって1次(生産)と2次(加工)をやってしまっていて、あと販売すればもう6次産業化になりますよね。

藤澤 直武 そうですね。例えば、その例で言うと、もしお米があれば、その『ナントカさん家』で漬物とご飯を食べる会をするとか、直接来て売っていくとか、そういう事もしていきたいなと思いますけどね。

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